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2018年2月1日

分  野
整理
番号
題    目 概     要
スクリーニング   1 17010 骨芽細胞を活性化する遺伝子 骨量・骨強度増加物質をマウスレベルでスクリーニング
  2 20053 骨芽細胞に特異的なエンハンサー 骨芽細胞活性化合物のin vivo/in vitroスクリーニング
  3 20056 非放射性手法によるDNA修復機能測定方法 皮膚障害損傷DNA修復物質の大量処理スクリーニング
  4 21002 寿命延長関連転写因子群結合モチーフ 食品の長寿命効果をマウスレベルで効率的に評価
創薬・製剤   5 17063 生理活性化合物の設計と合成 ラメラリン誘導体の安価な大量合成方法
  6 23042 抗がん活性化合物 ラメラリンをモデルとした新規な抗がん活性化合物
  7 18069 HPLCによる糖の絶対配置決定法 高速液体クロマトグラフィー測定方法の簡便化手法
  8 20011 脂溶性カテキンの製造方法 水溶性カテキンを低コストで脂溶化する方法
  9 21035 新規ナノボールの創製 汎用性・安全性・臓器指向性があるDDS
  10 23016 抗ウイルス剤 エンベロープを有するウイルスに有効な抗ウイルス剤
  11 24023 創傷治癒促進、繊維症治療剤 瘢痕やケロイドの形成を抑制する炎症・繊維化制御剤
  12 26037 非天然型アミノ酸膜透過性ペプチド ドラッグデリバリーキャリアとして機能する膜透過性ペプチド
  13 27018 アルツハイマー治療薬 ネプリライシン活性促進によるアルツハイマー治療薬
  14 27024 EGFRチロキシナーゼ阻害剤 耐性変異EGFRに有効な可逆的チロシンキナーゼ阻害剤
診断・研究
試薬
  15 17016 硝子体可視化剤 副作用のない硝子体腔内投与可視化剤
  16 19043 母体血による胎盤機能診断方法 短期間・安全・網羅的な胎盤機能/胎盤特異的疾病検査
  17 21041 尿中ウラシル高感度測定法 ウラシル異化代謝酵素欠損者の安価・簡便な検出方法
  18 23019 コラーゲン検出法 生体中コラーゲンの選択的検出
  19 25010 キノン選択的化学発光分析試薬 キノン類の簡便かつ高感度な測定方法
  20 27022 アミノ酸・ペプチドの新規呈色試薬 簡便・特異的なアミノ酸及びペプチドの検出方法
水産・アグリ   21 17018 稚貝の種苗を育成する養殖用餌料 飼料のカプセル化による放流種苗への効果的投餌
有機合成
・材料
  22 18054 α,α-ジ置換環状含窒素化合物の製造方法 含窒素環状化合物の二重置換基の簡便かつ選択的導入方法
  23 19012 質量分析用イオン化標識剤 低分子領域および標的分子選択的な定量検出
  24 25025 重水素化触媒 ハロゲン化芳香族化合物の高収率、高D化率重水素化
医療機器   25 19010 水素吸蔵合金による癌治療技術 治療効果が早い癌組織選択的な治療
  26 20028 鼾および無呼吸症候群の治療装置 鼻マスクを使用しない気道確保装置
  27 20054 角膜障害測定法 電気抵抗値による低侵襲で正確な角膜障害測定
電子材料   28 18046 白金-銀錯体から成る有機EL用発光材料 リン光性発光材料としての新しい化合物群
電気装置   29 21047 誘導・同期ハイブリッドモーター 商用周波数で始動可能な永久磁石同期モーター
  30 25016 広帯域平面アンテナ 広帯域で相互影響の少ない次世代MIMO用アンテナ
  31 28010 蓄電機能付きパワーコンディショナ MMC方式による高品質正弦波出力と蓄電機能を両立
計測・情報
処理
  32 16023 コンクリート構造物の内部探査方法 マイクロ波を用いたコンクリ―ト構造物の非破壊診断
  33 16049 携帯電話を用いた鮮度測定装置 携帯電話のカメラを用いた野菜等の鮮度測定
  34 27005 見守りシステム インターネットを利用した双方向通信の見守りシステム
機械・材料   35 17040 磁性体(磁性膜)の製造方法 高磁力磁性厚膜の高効率製造
  36 17086 ニッケル基超合金 溶接補修容易かつ機械的特性に優れたニッケル超合金
  37 19026 PLD法による薄膜作成技術 ドロップレットのない薄膜の高速成膜
  38 26040 樹脂材料へのDLCコーティング シリコンチューブに形成可能なフレキシブルなDLC膜
  39 27001 搖動翼型水流発電装置 異物巻き込みが無く、少ない水流でも適用可能
  40 28016 インプロセス・センサレス工具摩耗推定 工具の摩耗量と異常摩耗の有無をセンサレスで推定

1

骨芽細胞を活性化する遺伝子

整理番号:17010
スクリーニング
主たる提供特許 出願者 国立大学法人長崎大学
題 名 Bcl-xLトランスジェニック動物およびその利用
番 号 特許第5207137号

骨量・骨強度増加物質をマウスレベルでスクリーニング

技術概要

発明概要

骨粗鬆症の治療薬としてはビスフォスフォネートやカルシトニン、エストロゲン等が存在します。しかし、これらの治療薬は破骨細胞の活性化を抑制するものがほとんどで、骨芽細胞に働きかけて骨形成を促進させるものは多くありません。破骨細胞を抑制した場合は、骨量は増えますが、骨のリモデリングが低下して骨質が劣化するために、骨の強度が低下する可能性があります。ビスフォスフォネートの一部には骨折頻度の低下が観察されているものも報告されていますが、いまだに不十分で、新たな治療薬の開発が望まれます。
本発明は、骨芽細胞に骨芽細胞特異的プロモーターおよびBclをコードする遺伝子を含む発現ベクターを導入することによってマウスの骨量・骨強度を増加させたトランスジェニックマウスを作成しました。この技術によって作成されたトランスジェニック動物を用いることで、骨量・骨強度を増加させる物質のスクリーニング方法を確立させることが出来ます。また、この技術を応用したレポーターアッセイ等を行うことで、大規模で早いスクリーニングも可能となります。

10週齢のトランスジェニックマウス(K1)および野生型マウス(WT)の全身(A)、大腿骨(B)および椎骨(C)のX線写真。正常の骨構造を保ちつつ骨量が増加していることが観察されます。

応用分野

実用化例

・骨量および骨強度を増加させる物質、あるいは低下させる物質のスクリーニング方法
・Bcl遺伝子による骨粗鬆症の遺伝子治療、 Bcl遺伝子発現促進化合物を含有する骨粗鬆症治療薬
・骨量および骨強度が増加する疾病、あるいは低下する疾病の機序を解明するためのモデル動物、また骨量増加機序の解明による新規ターゲットの探索

実用化に向けた課題

スクリーニング評価系の確立。

企業へのメッセージ

正常な骨構造が保たれたまま骨量が増加することをトランスジェニックマウスで証明しています。

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2

骨芽細胞に特異的なエンハンサー

整理番号:20053
スクリーニング
主たる提供特許 出願者 国立大学法人長崎大学
題 名 骨芽細胞特異的発現を誘導するDNA及びその塩基配列
番 号 特許第5835772号

骨芽細胞活性化合物のin vivo/in vitroスクリーニング

技術概要

発明概要

・破骨細胞を抑制する化合物ではなく、骨芽細胞を活性化する化合物のスクリーニングが可能となります。
・従来のプロモーター(I型コラーゲンプロモーター等)から更に、骨芽細胞への特異性が上がっています。
・トランスジェニック・マウスの作成に成功しました。

効果

・器官培養系によるin vivoスクリーニングが可能。
in vitroスクリーニング系の構築も可能。

応用分野

実用化例

・骨芽細胞活性化による骨粗鬆症治療薬の開発
・遺伝子治療、再生医療 ・骨異常形成の抑制薬

企業へのメッセージ

共同スクリーニング及び共同開発を実施する企業を探しています。トランスジェニック・マウスの提供が可能です。非独占的な共同研究体制を希望します。

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3

非放射性手法によるDNA修復機能測定方法

整理番号:20056
スクリーニング
主たる提供特許 出願者 国立大学法人長崎大学
題 名 損傷DNA修復物質のスクリーニング方法
番 号 特許第5549908号

皮膚障害損傷DNA修復物質の大量処理スクリーニング

技術概要

発明概要

・紫外線などによる皮膚障害(例えば、日焼けなど)を受けた時、細胞ではDNAも損傷を受けますが、修復機構が働き、新たに核酸を取り込みます。
・従来方法では、放射性核酸を用い、その修復機能を測定していました。本発明では非放射性核酸と蛍光発光法を用い、従来法と同等な精度と感度を達成しました。

効果

・大量処理可能なスクリーニング

応用分野

実用化例

・紫外線による皮膚障害修復剤(例えば、日焼け回復剤)の開発
・スキンケア領域におけるホワイトニング化粧品やシミ・ソバカス、アンチエイジング(くすみ・小じわへの応用)

企業へのメッセージ

世界的に開発できる、技術移転先企業を探しています。


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4

寿命延長関連転写因子群結合モチーフ

整理番号:21002
スクリーニング
主たる提供特許 出願者 国立大学法人長崎大学
題 名 カロリー制限模倣物のスクリーニング方法
番 号 特許第5652755号

食品の長寿命効果をマウスレベルで効率的に評価

技術概要

発明概要

・カロリー制限を行うと寿命が延長されることが科学的に証明されています。
・本発明は、カロリー制限によって寿命が延長したマウスにおいて、活性化している転写因子群に結合する共通モチーフを特定したものです。
・本発明と分泌型ルシフェラーゼアッセイと組み合わせることで、in vitro,in vivoで食品等の抗老化性をスクリーニングすることができます。

・Chiba T, Spindler SR, Shimokawa I et al, BBRC. 2010
・Asai-Akieda S, Chiba T, Guarente L, Setou M et al, PLoS ONE. 2010
・Chiba T, Ingram DK, de Cabo R, Shimokawa I et al, Exp Gerontol. 2008

応用分野

実用化例

・マウスレベルで食品の長寿命効果の評価

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5

生理活性化合物の設計と合成

整理番号:17063
創薬・製剤
主たる提供特許 出願者 国立大学法人長崎大学
題 名 ラメラリンサルフェートおよび関連化合物の製造方法
番 号 特許第4982842号

ラメラリン誘導体の安価な大量合成方法

技術概要

発明の背景

ラメラリン類は、タマガイ、ホヤ、カイメンなどの海洋生物から単離されたアルカロイドです。ラメラリン類は多様で強力な生理活性を持つことが報告されていますが、その中でも特に重要なものとしては、抗がん作用(トポイソメラーゼⅡ阻害活性)、免疫機能調節作用、多剤耐性機構(MDR)逆転作用、エイズウイルスHIV-1増殖阻害作用(インテグラーゼ阻害活性)などがあり、世界各国で活発な合成研究、構造活性相関研究及び作用機構解明に関する研究が行われています。

発明概要

このようにラメラリン類は、医薬開発におけるリード化合物として有望であるため、世界中で注目されている化合物ですが、天然からの単離は困難で、微量しか取り出すことができません。本技術は、短工程で大量のラメラリン類化合物の供給を高収率で可能とするものであり、これによって、新規薬剤開発のための糸口になるものと思われます。

応用分野

実用化例

・抗レトロウイルス剤、 HIVインテグラーゼ阻害剤、抗がん剤などの医薬品開発

実用化可能性

本研究のラメラリン誘導体の安価な大量合成により、動物に於ける有効性及び安全性の試験ができます。その結果、新規エイズ特効薬として開発される可能性は高いと思われます。

実用化に向けた課題

詳細な生理活性及び安全性試験、将来的には臨床試験が必要です。

企業へのメッセージ

ラメラリン骨格を母核とした新規抗エイズ薬、抗がん剤などの開発への応用が期待できます。

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6

抗がん活性化合物

整理番号:23042
創薬・製剤
主たる提供特許 出願者 国立大学法人長崎大学
題 名 抗癌活性化合物
番 号 特許第5888702号

ラメラリンをモデルとした新規な抗がん活性化合物BBPI類

技術概要

発明の背景

・海洋天然物ラメラリンDは、1985年、Faulknerらによりパラオ共和国のマラカイ湾に生息するベッコウタマガイの一種Lamellaria sp. から単離 されました。
・ラメラリンDは、各種がん細胞に対してnMレベルで強力な細胞毒性を示すことが知られています。
・p-糖タンパク質(薬剤排出ポンプ)が発現した悪性度の高い多剤耐性がん細胞に対しても有効と言われています。

発明概要

・窒素原子上に様々な置換基を導入したアナローグの製造が可能となり、その置換基の効果により物性や活性の制御が可能となります。
・BBPIとラメラリン骨格では電子状態が異なるため、新たな作用機序に基づく特異性が発現することも期待されます。

応用分野

実用化例

抗がん剤などの医薬品

実用化に向けた課題

詳細な生理活性及び安全性試験、将来的には臨床試験が必要です。

企業へのメッセージ

・BBPIはこれまでに報告例のない新規骨格です。BBPIはラメラリンと類似構造のため、同様の抗がん活性が期待されます。
・共同研究先企業を探しています。

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7

HPLCによる糖の絶対配置決定法

整理番号:18069
創薬・製剤
主たる提供特許 出願者 国立大学法人長崎大学、国立大学法人佐賀大学
題 名 高速液体クロマトグラフィーによる糖及び類縁アルデヒド化合物の絶対配置決定法
番 号 特許第4982755号

高速液体クロマトグラフィー測定方法の簡便化手法

技術概要

発明概要

糖の絶対配置の決定法としては、ガスクロマトグラフィーを使った測定方法が一般的に使われていますが、ガスクロマトグラフィーはガスボンベの搬入等、維持・管理が大変です。一方、液体クロマトグラフィーを使った測定方法も開発されてはいますが、こちらは操作が煩雑で熟練が必要です。
本発明は、高速液体クロマトグラフィーを用いた簡便な操作で糖及び類縁アルデヒド化合物の絶対配置を決定する方法を提供するものです。

応用分野

実用化例

・使用試薬、糖標準品をセットにした糖の絶対配置決定キット

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8

脂溶性カテキンの製造方法

整理番号:20011
創薬・製剤
主たる提供特許 出願者 国立大学法人長崎大学
題 名 脂溶性カテキンの製造方法
番 号 特許第5413879号

水溶性カテキンを低コストで脂溶化する方法

技術概要

発明概要

・機能性食品成分であるカテキン類は水溶性であり、疎水性環境での機能性は高くありません。そこで、天然精油成分などと縮合させる簡便な方法を開発して新規の脂溶性カテキンを製造しました。
・有機合成試薬や有機溶媒を使用せずに製造でき、トリグリセリドへの溶解性が向上しました。

応用分野

実用化例

・生体吸収性の高い脂溶性カテキンの医薬・健康食品への応用

企業へのメッセージ

より炭素数の多い化合物を結合させるなど、さまざまな展開が可能です。

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9

新規ナノボールの創製

整理番号:21035
創薬・製剤
主たる提供特許 出願者 国立大学法人長崎大学、国立大学法人九州大学、国立大学法人浜松医科大学
題 名 抗原または薬物送達複合体
番 号 特許第5835741号

汎用性・安全性・臓器指向性があるDDS

技術概要

発明概要

・生分解性素材を使用しています。
・長期保存、凍結乾燥が可能です。
・成分はタンパク、核酸でも可能です。
・臓器指向性があります。(肺、脾臓、肝臓等、目的別に選択可能)

・ Kurosaki T, Kitahara T, Fumoto S, Nishida K, Nakamura J, Niidome T, Kodama Y, Nakagawa H, To H, Sasaki H, Ternary complexes of pDNA, polyethylenimine, and γ-polyglutamic acid for gene delivery systems, Biomaterials, 30, 2846-53 (2009).
・ Kurosaki T, Kishikawa R, Matsumoto M, Kodama Y, Hamamoto T, To H, Niidome T, Takayama K, Kitahara T, Sasaki H, Pulmonary gene delivery of hybrid vector, lipopolyplex containing N-lauroylsarcosine, via the systemic route, J Control Release, 136, 213-9 (2009).

応用分野

実用化例

・DNAワクチン、siRNAなどへの応用

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10

抗ウイルス剤

整理番号:23016
創薬・製剤
主たる提供特許 出願者 国立大学法人長崎大学
題 名 ウイルス感染症の予防・治療剤
番 号 特願2013-541787

エンベロープを有するウイルスに有効な抗ウイルス剤

技術概要

発明概要

・チオール還元酵素(TR)を標的細胞に導入すると、エンベロープを有するウイルスの感染抑制および産生抑制に有効であることを見出しました。MLV,XMRV,VSV,HIVではウイルス感染が抑制(1/10~1/100倍)され、VSV,HIV,Ebolaではウイルスベクター産生が抑制(約1/100倍)されました。これはTRがエンベロープ蛋白のシステイン結合を切断するためであり、感染に必須な同蛋白の高次構造の維持を阻害した結果、薬剤耐性が獲得できないためと考えられます。

効果

・従来の薬剤は、複製サイクルの逆転写、インテグレーション、粒子成熟などの一つの過程にのみ作用するのに対し、本発明では感染および産生の両方に影響するため、強力な抑制効果が期待されます。

応用分野

実用化例

・薬物耐性を克服できる新規な抗ウイルス剤

実用化可能性

予備的な検討結果では、TRの導入は細胞の生存に何の影響も与えなかったため安全性が高いこと示唆されます。

実用化に向けた課題

in vivoでの検証が必要です。

企業へのメッセージ

動物実験を実施する共同研究・共同開発を希望します。

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11

創傷治癒促進、繊維症治療剤

整理番号:24023
創薬・製剤
主たる提供特許 出願者 国立大学法人長崎大学
題 名 創傷または繊維症の治療剤
番 号 特願2015-508606

瘢痕やケロイドの形成を抑制する炎症・繊維化制御剤

技術概要

発明概要

皮膚が創傷した場合、その障害部位では、再上皮化・治癒だけでなく、膠原線維の過剰な蓄積である瘢痕(肥厚性瘢痕など)、ケロイドの形成などによって、必ずしも外観が良好な状態になるわけではない。また糖尿病等の基礎疾患を持つ患者や、高齢者は治癒そのものも遅くなりやすい。
従来の創傷治療薬は効果は、線維化や瘢痕の治療を目的としたものはない。また、糖尿病等の皮膚創傷が治りにくい患者に有効であるというデータもない。
本発明のターゲットは、炎症を制御する転写因子である。マウスの創傷モデルに当該転写因子のオリゴ核酸を投与すると炎症・繊維化が抑制され、創傷の治癒を促進される。また治癒後の線維化面積が少ないことから瘢痕形成の抑制にも有効であると考えられる。
また、当該ターゲットは全身に分布し、炎症・組織修復および線維化に関与していると考えられるので、がん、アルツハイマー、心筋梗塞等の炎症または細胞増殖が関連する病態の治療法としても効果を発揮することが期待される。

転写因子改変マウスによる実験。転写因子が抑制されたマウスは創傷の治癒が早い。

応用分野

実用化例

・創傷治癒の促進
・瘢痕形成、ケロイド形成の抑制
・繊維症の予防、治療

実用化に向けた課題

ヒトでの臨床研究

企業へのメッセージ

炎症による繊維症全般に有効である可能性があります。

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12

非天然型アミノ酸を基盤とした膜透過性ペプチド

整理番号:26037
創薬・製剤
主たる提供特許 出願者 国立大学法人長崎大学
題 名 新規膜透過性ペプチド
番 号 特願2015-072030

ドラッグデリバリーキャリアとして機能する膜透過性ペプチド

技術概要

発明概要

タンパク質や遺伝子などを細胞内に導入する技術に関する研究が盛んに行われています。それらの研究では、高分子やペプチドなどを用いたデリバリーシステムや、超音波や電気などの物理刺激を利用したものが開発されています。しかしながら、低毒性かつ高効率(低濃度)ですべてを満足できるようなデリバリーシステムの開発は未だ達成されていません。
本技術では、低濃度において高い膜透過性を示す非天然型アミノ酸を基盤とした膜透過性ペプチドを提供します。

効果

・濃度が0.5μM以下で高い取り込み量を示します。

応用分野

実用化例

・抗体などのタンパク質や、プラスミドDNAやsiRNAなどの遺伝子を細胞内に導入する試薬ならびに医薬品

企業へのメッセージ

共同研究先企業、技術移転先企業を探しています。

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13

アルツハイマー治療薬

整理番号:27018
創薬・製剤
主たる提供特許 出願者 国立大学法人長崎大学
題 名 新規アルツハイマー治療薬
番 号 特願2015-196282

ネプリライシン活性促進によるアルツハイマー治療薬の開発

技術概要

発明概要

・アルツハイマー型認知症の特徴は、脳内でのアミロイドβタンパク質の蓄積である。ネプリライシンは脳内でアミロイドβタンパク質を分解する主要分解酵素である。
・孤発性のアルツハイマー型認知患者では、脳内のネプリライシンの活性が30%まで下がっているという報告が複数ある。
・ネプリライシンの遺伝子発現を上昇させると、マウスモデルではアミロイドβタンパクの蓄積が減少し、認知症症状に効果がある。
・本発明では、ネプリライシンの活性を増強させる低分子化合物を創製した。

 

図1  図2 

図1.β、γセクレターゼ阻害剤との併用で、アミロイドβの蓄積を効率的に減少させることができる。
図2.野生型マウスに発明化合物を脳室内投与すると、ネプリライシンの発現が上昇する。

応用分野

実用化例

・アルツハイマー病治療薬

実用化に向けた課題

・最適化合物の開発

企業へのメッセージ

・候補化合物は複数あります。
・より良い化合物を探索するための評価モデルがあります。
・患者の脳内ネプリライシン活性の低下をモニターする方法の開発も同時展開中です。

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14

EGFRチロシンキナーゼ阻害剤

整理番号:27024
創薬・製剤
主たる提供特許 出願者 国立大学法人長崎大学、岩手医科大学、公益財団法人がん研究会
題 名 第四世代EGFRチロシンキナーゼ阻害剤
番 号 特願2017-064866

耐性変異EGFRに有効な可逆的チロシンキナーゼ阻害剤

技術概要

発明の背景

・肺がんの80%は非小細胞肺がんであり、その非小細胞肺がんの20〜30%に上皮成長因子受容体 (EGFR)の遺伝子変異が認められています。このような非小細胞肺がんに対して効果を示すチロシンキナーゼ阻害剤は、種々承認されていますが、薬剤の継続使用により二次的、三次的な耐性変異が生じています。本技術の化合物は、これら耐性変異に有効な新しい治療薬になり得ると考えられます。

 


BaF3細胞を用いたEGFR阻害活性評価

効果

・本化合物は、現在治療法のないC797S変異型三次耐性EGFRに有効です。
・細胞試験では、第三世代EGFR-TKIであるオシメルチニブと比較して100倍以上の阻害活性が示されました。
・構造活性相関に基づく合成展開が可能です。

応用分野

実用化例

抗がん剤などの医薬品

実用化に向けた課題

動物試験及び安全性試験、将来的には臨床試験が必要です。

企業へのメッセージ

・活性の高い新規化合物を複数見出しておりますので評価用の化合物の提供が可能です。
・共同研究先企業を探しています。

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15

硝子体可視化剤

整理番号:17016
診断・研究試薬
主たる提供特許 出願者 国立大学法人長崎大学
題 名 硝子体可視化剤
番 号 特許第4872076号

副作用のない硝子体腔内投与可視化剤

技術概要

発明の背景

1)硝子体切除術は、多くの眼疾患を治療する上で不可欠な手術ですが、透明な硝子体を見極めながら切除するため、熟練を要する上、いかに硝子体を残さず切除するかが問題となる局面が多く、難易度の高い手術でした。
2)近年、硝子体手術を容易にする為に、ステロイド製剤であるトリアムシノロンアセトニドを硝子体腔内に投与して硝子体を可視化する技術が普及し始めていますが、この薬剤は、副作用も多く、特に眼圧上昇と易感染性が問題となっています。

発明概要

・本技術は、ある可視化剤Xを、硝子体腔内に投与して、硝子体を可視化する技術です。
・本技術の利用により、これまで熟練を要した手術が容易になり、従来の可視化剤のような眼圧上昇等の副作用を起こすこともなく、安全な硝子体切除術が実現します。

応用分野

実用化例

・硝子体切除術時の手術補助剤 (糖尿病網膜症、網膜剥離、加齢黄斑変性、白内障手術、緑内障手術、眼内レンズ挿入術、眼内レンズ逢着術等)
・硝子体可視化用キット

実用化可能性

・本可視化剤は安全性が高く副作用もないため、実用化の可能性は高いと考えられます。

実用化に向けた課題

動物実験に於いて有効性及び安全性が確認されていますが、将来の臨床試験に向けて、GLP試験における安全性試験の確認が必要です。

企業へのメッセージ

本発明可視化剤により、安全で容易な手術を実現できます。

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16

母体血による胎盤機能診断方法

整理番号:19043
診断・研究試薬
主たる提供特許 出願者 国立大学法人長崎大学
題 名 胎盤機能の網羅的かつ非侵襲的評価方法および検査用試薬
番 号 特許5487555号

短期間、安全、網羅的な胎盤機能・胎盤特異的疾病検査

技術概要

発明概要

・従来、胎児の病気や胎盤機能は、羊水検査(16週~)や絨毛検査(11週~)で診断されてきたが、 これらの検査法は破水や流産等の危険を伴います。
・母体血中の胎児・胎盤特異的mRNAを50種特定し、このmRNAの挙動により、胎盤機能・胎盤特異的疾病を予測できます。

効果

・従来より早く(5~7週)、かつ安全に診断ができます。
・一つの因子による不確定な診断ではなく、網羅的に胎盤機能を測定できます。
癒着胎盤や妊娠高血圧症など、出産前に事前にリスクを把握できることによって、安全な出産のための準備が可能となります。

応用分野

実用化例

・胎盤機能不全の診断キット
・産科合併症の早期診断キット
・胎盤機能不全或いはそれに関連する産科合併症の研究ツール

企業へのメッセージ

当該キットを共同開発する企業を探しています。

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17

尿中ウラシル高感度測定法

整理番号:21041
診断・研究試薬
主たる提供特許 出願者 国立大学法人長崎大学
題 名 ウラシル特異的な蛍光検出反応及びジヒドロピリミジンデヒドロゲナーゼ欠損症の検査法
番 号 特許第5586034号

ウラシル異化代謝酵素欠損者の安価・簡便な検出方法

技術概要

発明の背景

・ウラシルの異化代謝酵素(DPD)の欠損者の比率は人種によって異なるが、アフリカ系女性においては10%を超えるという報告があります。また、5-FU投与の対象患者は、乳癌・消化器癌・大腸癌等であり、国内だけで年間10万人を超える患者がいます。
・DPDの欠損者に、抗がん剤5-FUを与えると重篤な副作用が発生し、時に患者は死亡することがありますが、現在の技術では、DPDの欠損者の診断には時間と費用がかかり、事前検査はなされていません。

発明概要

尿中ウラシルを特異的・迅速に測定できます。

効果

安価で簡便であり、全例の事前検査に適しています。

応用分野

実用化例

・診断薬あるいは受託診断サービス

企業へのメッセージ

世界的に開発可能な技術移転先企業を探しています。

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18

  コラーゲン検出法

整理番号:23019
診断・研究試薬
主たる提供特許 出願者 国立大学法人長崎大学
題 名 ペプチドの検出方法
番 号 特許第5817980号

生体中コラーゲンの選択的検出

技術概要

発明の背景

ペプチドの蛍光検出方法として、第一アミンと反応して蛍光性を与えるオルトフタルアルデヒド(OPA)試薬やフルオレッサミン試薬、ペプチド鎖中のアルギニンのアミジノ基と反応して蛍光性を与えるベンゾイン試薬、N末端にチロシンを含むペプチドを特異的に蛍光体にするヒドロキシルアミン試薬など、数種のペプチドの蛍光誘導体化試薬が開発されています。
しかしこれらの試薬は、生体に大量に存在するアミノ酸をはじめとする他の生体成分とも反応して蛍光性を与えてしまうため、生体試料中のペプチドに対する選択性が低いという欠点があります。

発明概要

逆相液体クロマトグラフィーとペプチドのN末端部位における蛍光体形成反応を利用したコラーゲンの高感度定量方法です。プロリン、グリシン特異的なカテコール類縁化合物 を用い、20~50℃(好ましくは蛋白分解酵素の最適温度37℃ 付近)の温度条件で、コラゲナーゼにより分解されたコラーゲン由来ペプチドを選択的に蛍光誘導体に変換します。

効果

・生体中のコラーゲンの測定が可能。

応用分野

実用化例

・医療用途のコラーゲン検出 (尿中のコラーゲン、血液による肺線維症マーカーなど)
・食品・化粧品用コラーゲン検出、美容評価への応用

企業へのメッセージ

先ずは医療用途のコラーゲン検出を目指しています。

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19

キノン選択的化学発光分析試薬

整理番号:25010
診断・研究試薬
主たる提供特許 出願者 国立大学法人長崎大学
題 名 キノンを検出するための化合物および該化合物を用いたキノンの検出方法
番 号 特願2013-175654

キノン類の簡便かつ高感度な測定方法

技術概要

発明概要

キノンは、生体にとって重要な化合物です。例えば、ユビキノンやピロロキノリンは、数多くの酵素の電子伝達反応に関与しています。また、ビタミンK誘導体は血液凝固や骨硬化に関係しています。ドキソルビシンのように医薬品として用いられているキノンもあります。本法は、キノン類を化学発光により簡便かつ選択的に測定する技術です。本法を用いることで、キノンの生体内での役割の調査や、環境調査などへの活用が期待できます。

効果

・簡便に高感度測定が可能。
・大型の測定装置が必要なく、フィールドに持ち運び測定が可能。
・試薬が安定。

応用分野

実用化例

・食品、医薬品プラント等における品質管理、水質管理、排水処理、生化学検査など
・研究試薬

企業へのメッセージ

共同研究先企業、技術移転先企業を探しています。

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20

アミノ酸・ペプチドの新規呈色試薬

整理番号:27022
診断・研究試薬
主たる提供特許 出願者 国立大学法人長崎大学
題 名 アミノ酸およびペプチドの検出方法ならびに検出試薬
番 号 特願2016-014936

簡便・特異的にアミノ酸やペプチドの検出ができます。

技術概要

発明概要

アミノ酸やペプチドは、主要な生体成分であり、医薬品や化粧品などの原料、サプリメント、食品添加物など広く利用されています。特に、食品中のアミノ酸やオリゴペプチドは旨味や甘味などの成分として知られています。従来のアミノ酸やペプチドの発色検出法としてニンヒドリン反応がありますが、この検出法は加熱操作等が必要となります。
本試薬は、アミノ酸やペプチドに対して水溶液中、室温で数分以内に発色し、核酸、タンパク質、糖質などには反応しません。従って、簡便・特異的にアミノ酸やペプチドを検出できます。

効果

・特にアミノ酸の検出に最適です。
・中性から弱アルカリ性の水溶液中で室温で混ぜるだけです。
・特殊な装置は必要ありません。

応用分野

実用化例

・食品会社が提供する商品のアミノ酸含有量の検査
・排水など環境中に含まれるアミノ酸の検査
・肌のコラーゲン含有量の検査
・尿や血清中のタンパク量の測定

企業へのメッセージ

共同研究先企業、技術移転先企業を探しています。

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21

稚貝の種苗を育成する養殖用餌料

整理番号:17018
水産・アグリ
主たる提供特許 出願者 国立大学法人長崎大学
題 名 魚介類養殖用餌とその製造方法
番 号 特許第5256449号

飼料のカプセル化による放流種苗への効果的投餌

技術概要

発明の背景

アワビ、ウニ、サザエ等の種苗の養殖用餌としては、例えば培養されたコンブの葉状部を用いる等、種々の材料、製造方法の提案がなされています。しかし、現在行われているアワビの稚貝の養殖の例では、卵から孵す稚貝は100%に近いものの、放流種苗は10%程度にとどまっています。

発明概要

・魚肉筋原繊維蛋白質ゲルによる芯材ゲルと、該芯材ゲルの表面に形成された生分解高分子ゲルによる壁材ゲルとによって構成された生分解性ハイブリッドゲル粒子より成ることが特徴 。
・魚介類養殖用餌料は、上記生分解性ハイブリッドゲル粒子を多数個、人工海草餌料に保持させて成ることが特徴。

応用分野

実用化例

・魚介類養殖用餌料
・機能性高分子ゲル応用製品(アクチュエータ、医用・農業用材料、日用品など

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22

α,α-ジ置換環状含窒素化合物の製造方法

整理番号:18054
有機合成・材料
主たる提供特許 出願者 国立大学法人長崎大学
題 名 α,α-ジ置換環状含窒素化合物の製造方法
番 号 特許第5211318号

含窒素環状化合物の二重置換基の簡便かつ選択的導入方法

技術概要

発明概要

これまで、置換基を持つ環状含窒素化合物に対しては、置換基を導入できる位置が決まっていました。特に、既に置換基R1が導入されている部位(α位)に置換基R2を導入することは困難でした。
そのため、医薬品・化学薬品あるいはその中間体化合物を作成する際に二重の置換基が必要な場合は、多くのステップを踏む必要がありました。
本技術は、簡便で選択的な置換基導入方法を提供します。

効果

・広範な環状含窒素化合物に、簡便に導入可能。
・従来より合成工程を簡素化。

応用分野

実用化例

・本反応を用いた反応生成物の製造・販売
・本技術を用いた難合成化合物の製造プロセスの開発

企業へのメッセージ

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23

質量分析用イオン化標識剤

整理番号:19012
有機合成・材料
主たる提供特許 出願者 国立大学法人長崎大学
題 名 質量分析用イオン化標識剤およびそれを用いた質量分析法
番 号 特許第5110424号

低分子領域および標的分子選択的な定量検出

技術概要

発明の背景

マトリックス支援レーザー脱離イオン化法 (MADLI法)を利用した質量分析は、使用するレーザー光波長に吸収体を持つマトリックスを用いて最終的に標的分子をイオン化させ、その質量を分析する方法ですが、以下のような問題点があります。
1)マトリックスに由来するイオンピークにより、低分子領域のスペクトルの解析が困難。
2)イオンの生じ易さは標的分子の性質に依存しており、標的分子に対する選択的検出は困難。

発明概要

本発明は、レーザーイオン化条件により開裂し、高感度で質量分析計で観測することができる光開裂分子であり、以下のような特長を持ち、従来技術の問題点を改善することができます。
1)マトリックスを必要としないため、再現性の良いスペクトルが得られ、定量的評価が可能となるとともに低分子領域まで明解な質量スペクトルを得ることが可能。
2)生命分子の特定官能基を標的とした質量分析が容易。

応用分野

実用化例

・生命科学研究全般における解析キット(ポリアミン検出、ペプチド検出、DNA解析など)
・光開裂性分子標識ペプチドを利用したオンスポット酵素アッセイキット
・高分子に担持させるなどの工夫により、様々な標的分子を選択的に質量分析で検出するハイスループット分析キット

実用化可能性

・再現性良い定性・定量的なデータを得ており、実用化の可能性は高いと考えられます。
標識剤の一つを東京化成工業株式会社にて販売中
(LDI-MS用光開裂性分子標識剤 番号:S0808)

企業へのメッセージ

光開裂性分子を利用した質量分析用イオン化標識剤という初めての概念であり、既存の装置を用いて再現性の良い質量分析を行えます。

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24

重水素化触媒

整理番号:26030
有機合成・材料
主たる提供特許 出願者 国立大学法人長崎大学
題 名 重水素化方法および重水素化触媒
番 号 WO2015/129813

ハロゲン化芳香族化合物の高収率、高D化率重水素化

技術概要

発明概要

従来、ハロゲン化芳香族化合物の重水素化は、(1)ハロゲン-メタル交換後のD2Oクエンチ、もしくは(2)D2ガスによる還元的導入が主たる方法でした。しかし(1)では、官能基共存性に問題があり、(2)ではD2ガスが高価かつ高可燃性という難点があるため、基質一般性、経済性、実用性等に優れた方法が存在しませんでした。本法は、新規NHC配位子を触媒的還元で有効に機能させ、高収率、高D化率でハロゲン化アリールに重水素を導入することができます。

効果

・高収率、高D化率で芳香環上のハロゲン原子を重水素に置換。
・リガンドの化学構造が安定。
・広範囲な基質に適用可能。

応用分野

実用化例

・薬物動態の分子ツール
・環境分析ツール

企業へのメッセージ

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25

水素吸蔵合金による癌治療技術

整理番号:19010
医療機器
主たる提供特許 出願者 国立大学法人長崎大学
題 名 水素吸蔵合金部材を備えた癌治療装置
番 号 特許第5283032号

治療効果が早い癌組織選択的な治療

技術概要

発明概要

生体内で長時間水素を放出できる水素吸蔵合金を作製し、シャーレ上の正常細胞および癌細胞に接触させたところ、一定範囲内の癌細胞が48時間以内に死滅することを確認しました。

効果

・癌組織の大きさに合わせた選択的治療が可能。
・周囲の重要臓器にダメージを与えない癌治療法。
・治療効果が早くて確実!

応用分野

実用化例

水素吸蔵合金を針状に加工して患部に刺し、一定範囲の癌組織のみを治療することが考えられます。

企業へのメッセージ

実用化の為の共同研究を実施する企業を探しています。

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26

鼾および無呼吸症候群の治療装置

整理番号:20028
医療機器
主たる提供特許 出願者 国立大学法人長崎大学
題 名 気道確保装置
番 号 特許5263765号

鼻マスクを使用しないエアバッグ装着型気道確保装置

技術概要

発明の背景

・国内の睡眠時無呼吸症候群患者は約200万人と言われています。自覚の無い人も多く、実際は成人男性で13%に上るとの報告もあります。
・CPAP療法と呼ばれる治療法が一般的です。これは鼻に空気マスクをつけて就寝し、空気を送って喉を膨らませることで気道閉塞を防ぎます。しかし、マスク装着の不快感、腹部膨満感、結露による顔面への水滴、鼻の渇きからくる鼻炎等問題点も多く、新しい治療装置の開発が望まれています。

発明概要

本装置は駆動用エアバッグおよび呼吸センサを内蔵した専用ベストとそれを制御するコントローラからなります。センサで呼吸の異常が検知されると、エアバッグが膨らみ、ゆっくりとベストが変形して気道確保に必要な「頭部の後屈」と「下顎の挙上」がなされます。

効果

口や鼻に装置を装着しないので、快適な睡眠が得られます。

応用分野

実用化例

・無呼吸症候群治療装置
・快適睡眠グッズ

企業へのメッセージ

製品化にご協力いただける企業を探しています。

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27

  角膜障害測定法

整理番号:20054
医療機器
主たる提供特許 出願者 国立大学法人長崎大学、国立大学法人大阪大学
題 名 角膜経上皮電気抵抗値の測定方法及び装置
番 号 特許第5470508号

電気抵抗値による低侵襲で正確な角膜障害測定

技術概要

発明概要

これまでの電気抵抗値を使った角膜障害の測定は、角膜を切り離したり、眼球内に電極を刺入したりする必要がありましたが、本技術では眼球表面に電極を置くことで侵襲を加えることなく簡単に測定する事が出来ます。

効果

・角膜障害の程度を定量的に評価できます。
・短時間の変化も追跡可能です。
・少ない侵襲で簡便に測定できます。

応用分野

実用化例

・点眼薬による角膜障害の測定装置

企業へのメッセージ

技術移転先企業を探しています。

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28

白金-銀錯体から成る有機EL用発光材料

整理番号:18046 26008
電子材料
主たる提供特許 出願者 国立大学法人長崎大学
題 名 金属錯体、発光素子、および表示装置
番 号 特許第5142118号、特願2014-205445

リン光性発光材料としての新しい化合物群

技術概要

発明概要

有機ELディスプレイの発光材料として開発した化合物群 : (1)多様な置換基を有するピラゾラト類が架橋した白金-(銅/銀)錯体で、[Pt2M4(L)8] (M = Cu, Ag; L = ピラゾラト配位子)の組成を持ち、Mの違いにより発光の色が大きく異なることが特徴(特許第5142118号)、(2)長波長側に吸収帯を持つ分子性Pt2Ag2錯体であり、昇華法とスピンコート法の両方で有機EL素子の作成が可能(特願2014-205445)。

 

応用分野

実用化例

・有機ELディスプレイ(携帯端末、モニター、自動車のパネル等々)

実用化可能性

各社が新たな発光材料の開発を行っている最中であり、数年後には大きな規模の産業に発展していると思われます。

実用化に向けた課題

本発光材料の実用化は、それを用いて如何にうまく発光素子を作成できるかにかかっています。ホスト材料や正孔輸送剤,電子輸送剤の選択により、いかに効率よくゲスト錯体にエネルギーを伝達するかが課題です。

企業へのメッセージ

有機EL発光素子の要である発光材料として、全く新しい化合物群です。この発光材料は既知化合物の単なる誘導体ではないので、他の発光素子との差別化を容易にはかることが可能です。

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29

誘導・同期ハイブリッドモーター

整理番号:21047
電気装置
主たる提供特許 出願者 国立大学法人長崎大学
題 名 永久磁石同期電導機
番 号 特許第5733583号

商用周波数で始動可能な永久磁石同期モーター

技術概要

発明概要

本発明は、回転子に同極の永久磁石部と制動巻線を施した鉄心部を交互に配置し、電子巻線による回転磁界と磁石による磁界をスムーズに分布させることにより、誘導モーターとして始動し、同期速度になると永久磁石同期モーターとして高効率で動作する電動機を実現するものです。

効果

・自己始動できる永久磁石同期モーターが実現します。
・同期速度で高効率で動作し、汎用インバータで周波数を変えるだけで速度を自由に正確にコントロールできます。

応用分野

実用化例

・誘導電動機や永久磁石同期電動機が使われている全ての機械装置への代替
(モータ-使用家電製品、ハイブリッド自動車など)

企業へのメッセージ

実用化のための共同研究を実施する企業を探しています。

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30

広帯域平面アンテナ

整理番号:25016
電気装置
主たる提供特許 出願者 国立大学法人長崎大学
題 名 逆F平面アンテナ及びアンテナ装置
番 号 特願2013-179280

広帯域で相互影響の少ない次世代MIMOシステム用アンテナ

技術概要

発明の背景

無線通信の周波数帯域は2GHz帯から5GHz帯まで混在しており、また通信速度の向上のために複数のアンテナで同時に送受信するMIMO(Multi Input Multi Output)技術が採用されつつある。

発明概要

プリント基板型逆Fアンテナにおいて、アンテナ中央にある給電線に2枚のプレートを加え、さらに給電線の外側に位置する接地導体の大きさを変更することで、広帯域化と、2つのアンテナを対向配置したときの相互影響を低く抑えた。

特長

・2GHzから5GHz帯を全域でカバーし、かつMIMO(Multi Input Multi Output)に対応
・片面プリント基板にて実現できるため、低コスト

応用分野

実用化例

次世代タブレット端末用アンテナ

企業へのメッセージ

製品化にご協力いただける企業を探しています。

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31

蓄電機能付きパワーコンディショナ

整理番号:28010
電気装置
主たる提供特許 出願者 国立大学法人長崎大学
題 名 パワーコンディショナ
番 号 特願2016-163045

MMC方式による高品質正弦波出力と蓄電機能を両立

技術概要

発明の背景

太陽光発電(PV)に用いられる現行パワーコンディショナ(PCS)では、以下の問題点がある。
 1) 日射量による発電量変動及び出力制御への対応
   (供給不足/供給過多にならずにPVの最大効率で発電すること)
 2) PWM方式による交流変換では、系統への出力段に大容量の平滑コンデンサが必要

発明概要

MMC(Modular Multi-level Converter)回路を形成するセルモジュールに蓄電器を搭載すると同時に、蓄電器によって各セル内のコンデンサの電圧脈動を制御

特長

・高品質の正弦波出力が得られるため平滑コンデンサが不要もしくは小容量化。新開発の制御方式によりセル内コンデンサを小容量化 (電解コンデンサを使用せず耐久性が向上)
・電力変換と蓄電・放電の統合制御 (1台のPCSでPVフル稼働と安定供給を両立)
・セルモジュール多段配置により、単体故障してもシステム全体の連続運転が可能 (MTBF向上)

応用分野

実用化例

・メガソーラシステム
・産業用PCS(太陽光自家発電を備える大・中規模工場の電力システム)

実用化に向けた課題

実用システムとしての全体設計(セルモジュールの段数、蓄電器の容量および設置個数など)

企業へのメッセージ

実用化に向けた回路及びセルモジュールの作製に協力していただける企業を探しています。

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32

コンクリート構造物の内部探査方法

整理番号:16023
計測・情報処理
主たる提供特許 出願者 国立大学法人長崎大学
題 名 構造物内の物体探査方法、コンピュータ・プログラム及び記録媒体
番 号 特許第4691656号

マイクロ波を用いたコンクリート構造物の非破壊診断

技術概要

発明の背景

コンクリート構造物の改修や補修工事には、埋め込まれている鉄筋、ケーブル、パイプ等の物体の配置を知る必要がある。従来のマイクロ波レーダでは、コンクリート内でのマイクロ波の伝播速度が正確に分からないため、物体の推定位置に曖昧さが残るとともに、同じ位置で異なる深さに物体が存在する場合には、深い位置にある物体を確認することができないという問題がある。

発明概要

コンクリート構造物の表面でマイクロ波送信器と受信器を走査して2次元の電界波形を求め、最小2乗線形テーラー法を用いてマイクロ波の伝播速度と物体の位置を同時に推定する方法を開発した。

特長

・マイクロ波伝播速度と内部物体位置を同時に推定
・同一位置で深さの異なる物体の確認が可能

応用分野

実用化例

コンクリート構造物の内部構造確認、欠陥(ひび割れ、空洞など)検査

企業へのメッセージ

共同研究先企業、技術移転先企業を探しています。

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33

携帯電話を用いた鮮度測定装置

整理番号:16049
計測・情報処理
主たる提供特許 出願者 国立大学法人長崎大学
題 名 端末装置
番 号 特許第4635201号

携帯電話のカメラを用いた野菜等の鮮度測定

技術概要

発明概要

・本発明は、携帯電話などのIT端末装置に搭載されているカメラ(CCDやC-MOSなど)を用いて植物の鮮度を測るものである。
・感度センサーの配置、撮像部位の切り出しなどの撮像機能とともに、画像処理によって得られる処理結果の解析手順までを盛り込んだ総合的な検出装置を提案している。

応用分野

実用化例

・野菜鮮度測定、森林健康度測定、稲の収穫量調査など
・ユビキタス時代の新型計測装置分野

実用化に向けた課題

基本的なパーツ技術は完成しているが、具体的にモデル装置を試作し、装置の基礎データを取得する必要がある。

企業へのメッセージ

本発明は新しい時代を見据えた端末装置のあり方を提案するもので,時代をリードする装置としての可能性が高いと考えています。

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34

見守りシステム

整理番号:27005
計測・情報処理
主たる提供特許 出願者 国立大学法人長崎大学
題 名 見守り装置
番 号 特願2015-158948

インターネットを利用した双方向通信の見守りシステム

技術概要

発明の背景

高齢者見守りサービスは、安否を確認する程度のものが多い。たとえば、高齢者宅の家電の利用状況を離れて暮らす近親者にメールで通知するといったサービスである。しかし、安否確認サービスだけでは、高齢者の社会参画には寄与しない。そこで、高齢者も利用する双方向型のコミュニケーションサービスが必要である。若年層においては、スマートフォンなどを用いたソーシャルネットワーキングサービスを利用した非同期かつ双方向のコミュニケーションが一般化してきているが、これらはスマートフォンやパソコンに慣れてない高齢者にとって敷居が高い。

発明概要

・高齢者側インタフェースはマイクとスピーカ+操作スイッチあるいは動作感知センサのみ
・見守り側(家族、ケアマネージャ等)はスマートフォン等を使用
・既存のソーシャルネットワーキングサービスを利用
・通信経路の学習機能を有する

特長

・ワンボードコンピュータに実装、将来的にはクラウドシステムにも展開可能
・見守り側によるアカウント情報登録・管理が可能
・通信経路学習部の送受信履歴をログ情報として収集・分析が可能

応用分野

実用化例

・在宅高齢者の見守りシステム

企業へのメッセージ

実用化にご協力頂ける企業様を探しています。

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35

磁性体(磁性膜)の製造方法

整理番号:17040
機械・材料
主たる提供特許 出願者 国立大学法人長崎大学
題 名 磁性体の製造方法
番 号 特許第4802328号

高磁力磁性厚膜の高効率製造

技術概要

発明概要

本発明は、Fe-PtならびにCo-Ptの白金系厚膜をPLD法(Pulsed Laser Deposition法)を用い比較的速い成膜速度のもと作製した後、300℃程度の低温のもと規則-不規則変態が開始し、厚膜磁石を作製する手法です。

効果

・従来の代表的技術(スパッタリング法)が、成膜速度 数μm/h、規則-不規則変態(磁石膜として必要な硬磁気特性得る)に必要な温度:500℃であるのに対し、本発明の技術(PLD法)では、成膜速度 20μm/h、規則-不規則変態に必要な温度:300-400℃と、非常に生産効率が高いです。

応用分野

実用化例

・歯科用アッタチメント  ・医療用マイクロマシン  ・磁気記録用磁性膜

実用化可能性

高年齢層の食生活に強く影響を及ぼす歯科技術においては、磁石を用いた小型アッタチメント方式が注目され、「耐食性・耐久性」とともに「審美性」の優れた白金系磁石膜の応用が一部実用化されています。また、医療用マイクロマシンとして将来的に進展した際には、新規産業を形成する可能性を持ちます。

企業へのメッセージ

磁気特性の更なる向上ならびに大面積化など、実用化に向けての共同研究を実施する企業を探しています。

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36

ニッケル基超合金

整理番号:17086
機械・材料
主たる提供特許 出願者 国立大学法人長崎大学
題 名 ニッケル超合金及びその製造方法
番 号 特許第5109115号

溶接補修が容易かつ機械的特性に優れたニッケル基超合金

技術概要

発明の背景

従来のニッケル基超合金の結晶粒径の微細化する方法には、低温鋳造法や外部から振動を付加するKM法、LaまたはCeを添加する方法等があるが、いずれの方法も製品形状が限定される、微細化効果が不十分である、添加剤される元素によりニッケル基超合金の組成および機械的特性が変化する等の欠点があるため、有効な方法とはいえなかった。

発明概要

・本発明は、ニッケル基超合金溶湯に、当該ニッケル基超合金の構成元素から構成された合金による接種剤を添加することにより、機械的特性に悪影響を及ぼさずにニッケル基超合金の結晶粒径を微細化させるものである。
・上記の従来技術の問題点を解決するために、製品形状の自由度が高い接種法を採用すると共に、接種剤にニッケル基超合金の構成元素から構成された合金を用いることを特徴とする。
その原理は、ニッケル基超合金溶湯中に接種剤の構成元素からなる合金結晶を均一に分散させることにより、ニッケル基超合金全体を微細結晶化させるものである。

効果

・接種剤無添加の場合と比較して約10分の1という著しい結晶粒微細化効果により、溶接時の微小割れの発生を防止し、機械的特性を向上させる。
・接種剤はニッケル基超合金の構成元素から成る合金で構成されるため、ニッケル基超合金の信頼性および機械的特性に悪影響を与えない。

応用分野

実用化例

航空機やロケット用エンジンおよびガスタービン等の、過酷な高温環境での使用に耐える、耐熱、耐食性および複雑な部品形状が求められるニッケル基超合金による部品製造

実用化可能性

結晶粒微細化技術は完成している。

実用化に向けた課題

接種剤の大量製造技術を構築する必要がある。

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37

PLD法による薄膜作成技術

整理番号:19026
機械・材料
主たる提供特許 出願者 国立大学法人長崎大学
題 名 成膜方法及び成膜装置
番 号 特許第4984070号

ドロップレットのない薄膜の高速成膜

技術概要

発明概要

レーザアブレーションで成膜する場合、ドロップレットの要因となる粗大粒子が付着し、これが膜質劣化の要因でした。
本技術は、補助レーザ光を照射することで、粗大粒子を分解し、成膜に寄与させることで、成膜速度を犠牲にすることなく、ドロップレットの生成も抑制することが可能となっています。

効果

機械的手段で粗大粒子を捕捉する手法と比べて真空装置を小型化することが可能です。

応用分野

実用化例

・レーザアブレーションを利用した薄膜作成全般

企業へのメッセージ

実用化に向けての共同研究を実施する企業を探しています。

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38

樹脂材料へのDLCコーティング

整理番号:26040
機械・材料
主たる提供特許 出願者 国立大学法人長崎大学
題 名 DLC膜コーティング装置及びDLC膜コーティング装置を用いて被覆対象物を被覆する方法
番 号 特願2015-114745

シリコンチューブ壁面に形成可能なフレキシブルなDLC膜

技術概要

発明の背景

DLC膜のコーティング法としては、CVD法(Chemical Vapor Deposition)とPVD法(Physical Vapor Deposition)に大別される。CVD法は、CH4やC2H2などの炭化水素ガスをプラズマなどで分解し、拡散により被覆対象物に堆積させるものであり、成膜速度が高く、形成されるDLC膜は水素を含有するため硬度はやや低いが、比較的平滑な表面が得られる。一方 PVD法は、固体の炭素(ターゲット)にプラズマイオンなどを照射して炭素原子を飛散させ、被覆対象物に堆積させるスパッタリング法であり、CVD法と比べると膜の密着性が優れ、膜が炭素のみであるため、CVD法による膜よりは硬度が高い。

発明概要

本発明は、CVD法とPVD法を併用する方法であり、動作ガスとして、ArとCH4の混合ガスを用い、スパッタリングのターゲットである炭素棒を電極として用い、CVDプロセスとPVDプロセスを同時並行で作用させて、両者の特徴を兼ね備えたDLCの単一層を形成するものである。放電の安定性を向上させるため、陰極である炭素棒電極の近くに、陽極であるアース電極を配置する構成としている。

特長

・放電が炭素棒電極とアース電極間で起こるため電気絶縁性の材料でも適用可能
・熱影響を受けやすい樹脂材料であっても機械的特性を確保
・DLCとの濡れ性が悪い鉄系材料であっても、膜の均一性、密着力の向上が可能

応用分野

実用化例

・医療用器具、医療用カテーテルの表面処理
・電気伝導性の各種部材の表面処理

企業へのメッセージ

実用化にご協力頂ける企業様を探しています。

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39

搖動翼型水流発電装置

整理番号:27001
機械・材料
主たる提供特許 出願者 国立大学法人長崎大学
題 名 発電装置
番 号 特願2015-109316

異物巻き込みが無く、少ない水流でも適用可能

技術概要

発明の背景

プロペラを用いる水流発電装置は海藻等の異物巻き込みが問題となる。振動翼を用いる装置として、フラッタ振動を利用するもの、クランク機構を用いるものが提案されているが、前者では振動系の脆弱性および固有振動の問題、後者では直動機構の耐久性・保守性の問題がある。

発明概要

レバー先端に設けた翼が水流によって搖動する現象を利用した発電装置。

特長

・固有振動ではないため、水流の強弱にかかわらず効率よく発電できる。
・機構が回転運動のみであるため、防水対策、保守性に優れている。

応用分野

実用化例

・海藻等の異物が多く、水流が不安定な海域における小規模発電装置
・排水溝などの水路に設置する補助的発電装置

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インプロセス・センサレス工具摩耗推定方法

整理番号:28016
機械・材料
主たる提供特許 出願者 長崎大学、福岡工業大学
題 名 工具損耗推定方法
番 号 特願2017-059574

工具の摩耗量と異常摩耗の有無をセンサレスで推定

技術概要

発明の背景

工具摩耗の管理は通常、所定の切削距離を加工したら寿命とする方法で行われているが、正常摩耗とは異なる異常摩耗(チッピング等)が発生した際にそれを検知できないという問題がある。そのため研究レベルでは、加工時に発生する加工音を検出する方法や工具に力センサ等を組み込む方法が提案されている。しかしながら、ノイズに弱い、剛性が低下する、作業性が低下する、消耗品である工具がコスト高になる等の問題がある。

発明概要

圧縮空気の供給圧力を制御して回転速度を所定の値に保持する回転速度制御エアタービンスピンドルを用いた工作機械において、①正常摩耗(逃げ面摩耗)の量と回転速度を保持するのに必要な供給圧力の関係式1を事前に、もしくは加工中に求める(図3)。 ②加工中に、加工距離と供給圧力の関係式2を求め、次の加工距離における供給圧力を推定し(図4)、関係式1から工具摩耗量を推定する。 ③供給圧力の実測値が関係式2から乖離した場合に異常摩耗(チッピング等)と判定する(図5)。

特長

・工具寿命ぎりぎりまで使用可能 (加工距離を寿命基準にすると低目に設定することになる)
・センシングデバイスが不要 (工具・スピンドル系の剛性低下が無い)
・安定した検出が可能 (加工音モニタ等はノイズ外乱に弱い)

応用分野

実用化例

・回転速度制御エアタービンスピンドルを用いたミーリング加工

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